本当にあったおしごと話~モンスターペアレント撃退編

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此の記事は以前ブログにUPしていたけれど、占いタウンのサーバ移転に伴い消えてしまった記事を、もったいないので加筆修正してお届けしております^^

(5~6年前の記事です)

  

其のクライアント様は、然る方の御紹介でレムリアにやって来られました。

上品そうな着物と仕草(しかもオラよりひとまわりは年上)は、彼女の出自を物語るに充分に思われた。

事実・・

彼女は、代々続く寺族婦人でいらっしゃった。

『親の代から運営している幼稚園の事で困っておりまして・・』

寺や教会が、敷地内で幼稚園を運営している事は、珍しい事ではない。

その宗派に属する家族にとっても、そしてそうではない保護者にとっても、根底に古来から続く宗教と信仰をフィーチャーしている幼稚園は、安心感を与えるものだ。

幼い頃から宗教行事に慣れ親しんで貰う、と云うコンセプトは、常々オラも必要と思っている。

しかし、彼女の御相談は・・

占いでは、なかった。



今年に入って、一人の園児が編入して来ました。

この子自体は、何の問題も無く、普通に園に馴染んでいったのですが・・

この子は4人兄弟の末っ子で、上のお兄ちゃんお姉ちゃんの父親は皆違うらしく、奔放な母子家庭の母親(いわゆるDQN)・・と云ったイメージのお母さんが、いつも送迎をしています。

このお母さんこそ、俗に云う"モンスターペアレント"だったのです。

例えば・・彼女が子供のお迎えに行った時、たまたま先生が別の子のお母さんに子供をお渡しする為、自分の子供が一人で座っていたとしたら・・

『どうしてウチの子が、放っぽり出されて一人ぼっちでいるんだ!?ギャ~~~!!!』

・・と、大絶叫しながら大暴れ。

鼻水が垂れていたり、かすり傷でもあろうものなら・・もう、大変!

・・っつう、常軌を逸した行動が目につく方だったそうです。

幼稚園の先生達は誰もが皆、一度は彼女の洗礼を受け・・

職員誰もが、彼女と関わる事を、口にすら出さなくても・・避けているのは明白でした。

主任さんに至っては、彼女の責任ではなくっても、矢面に立たされることも多く・・

しまいには、穏やかに静まり返る職員室で、突然ワッと泣き出してしまうくらい・・

多大なストレスを抱え、壊れる寸前・・な状態となってしまい、

職員全員が彼女に脅え、

園全体の空気自体が、とても重いものになってしまい・・

意を決した副園長でもある寺族夫人の彼女が、夫であり住職でもある園長の了解のもと、オラの噂を聞き、遠方(県外)から御相談に訪れたと云う事でした。


『う~~ん・・』

少~し、考え込んでしまった、オラ。

『・・例えば、その人の家に、石なんかを埋めて来るコトは、可能ですかねェ?^^;』

正直、そう云った御相談は・・初めてでは、ナイ。

今までにも、例えば・・

『職場にイヤなヤツがいて・・』

って御相談には、ちょっとした"まじない"を施した石を埋めて来て頂くコトによって、その相手を相談者から遠ざける(ぶっちゃけ辞めさせる)位は、お茶の子さいさい・・^^;

『・・流石に、人目に付く行動は、ちょっと・・』

・・やっぱりなぁ。

『・・う~~~~~む』

≪続く≫