アメリカのトランプ大統領は就任後、次々と国際協定を破棄。
イギリスもEU離脱を表明するなど大国は自国の権益や影響力拡大にしのぎを削っている。
また、近いところでは非常事態宣言の内容で東京都と国の対立もある。
こんなご時世だから他人の為に自己犠牲を要請しても、無駄なのでしょうか。
仏教の経典に「共命鳥」という鳥の話があります。
この鳥は体がひとつで頭がふたつ。ところが片方だけ、鳴き声が美しかった。
ある日、美しい声に嫉妬した一方が、もう一方に毒を食べさせて殺してしまいます。
当然、体はひとつだから、もう片方も死んでしまいました。
ふたつの頭は心を合わせ仲良くしていれば元気だったはずです。
もともと体はひとつですから、自分勝手に行動すれば飛ぶことさえも出来ないのです。
この話は相手を生かす(大切にする)ことは自分も生きる(幸せに成る)ことだと教えています。
時々、我々は自分を完全な人間(正しい)と錯覚しがちです。
完全な人間など居るはずが有りません。不完全だからこそ、
お互いが補い合って、共に生きて行かなければ成らないのです。
「私利」が「他利」に優先されるというワガママを容認しては成らない。
とコロナ感染症は教えているのかも知れません。 紫雲
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