「願いが叶う日」 庄野 久実 様
私は、三十八歳になる主婦です。
先生に最初に言われた言葉は『今のままだと離婚することになります』でした。
新婚なのに喧嘩ばかり、夫婦生活もいつの頃からか旨く行かなく成っていました。
それというのも・・私は結婚当初から子供が欲しいと思っていたので、不妊治療を行っておりました。
排卵誘発剤を投与してもらい、タイミングを合わせなくてはなりません。
しかし一向に子供は出来ませんでした。
入会して半年が経った頃、先生から『今の病院を変わってみては？』と言われ別の婦人科を受診しました。
そこで「チョコレート嚢胞の疑いがある。不妊治療を希望するなら、年齢も考慮し手術が先」と勧められました。
手術も無事終わり、退院後は不妊治療で有名な病院へ行くことにしました。
そして、その病院で体外受精を勧められ躊躇しましたが、受けることにしました。
治療は、思ったよりも、精神的・肉体的に辛いものがあり、薬・注射付けの毎日でした。
これで、やっと念願の赤ちゃんが出来ると信じていました。でも、結果は×でした。
お金もたくさん掛かり「魂さんを信じて実行してきたのに何故？」という思いもあり、だんだん信じられなくなってきた矢先でした。
先生から『一月三日に奈良県の然る神社へお参りに行きなさい』とのメール。
私達は後悔したく無かったので実行しました。
お参りから一ヵ月半経った頃。（子供を諦めかけた頃）あれ？今月遅れている？
でも、私にはいつものこと。駄目もとで市販の妊娠検査薬を使ってみました。
今まで何度も何度も、使っては陰性の繰り返し。印が出たのを見たことがない。
私はまた同じかなと自分を慰めながら眺めていると、印が・・・。
妊娠検査薬に初めて陽性の印を見た時、信じられませんでした。
嬉しくて、嬉しくて、涙が溢れました。
みなさんも、なかなか願いが叶わず、その日が遠い未来のように感じられる今こそ、どうか信じていてください。
願いが叶う日は、きっとすぐそこまできています・・・。
私は先生との出会いに深く感謝しております。
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