「幸せな日々」 体験談
長崎 吉田 幸子(仮名)
離婚した私は、パニック障害になりました。薬がないと不安になり、薬の量も増え、毎日酒におぼれ、朝起きると、大量の薬のカラ、腕にはカッターの切り傷、自分を傷めないと気が狂いそうになる。そんな毎日を送っていました。
ある日、妹に連れられ紫雲先生に会いました。「あなた、病気だね。」と言われた時、「私、病気なんだ」と今まで認めたくなかった病気を素直に受け入れ楽になったことを覚えています。あの時の先生の言葉は今でも忘れません。
現在の夫にも先生を紹介しました。
「二人は結婚すると幸せになれるよ。」と先生に勧められ結婚しました。
先妻との間に子が無く子供を諦めていた夫に、先生は、「大丈夫!子供は授かる。」と言ってくれました。何と籍を入れた次の日に妊娠が分かりビックリでした。
しかし私は妊娠中、味覚障害になり夏なのに真冬のように寒く、突然恐怖に襲われ、「結婚したら幸せになるって言ったじゃん。」と泣きながら何度も先生に電話しました。その上、生まれた子供は心臓の血管がふさがらず手術を受けなければなりません。夫も私も毎日毎日泣いていました。
手術は無事に終わりました。
病院までは片道3時間半、一日置きに夫と会いに行くことが幸せでした。
私達は短い間に色々な苦しみや悲しみを体験しました。
夫は職を切られ、私は障害に苦しみ、子供は生きるか死ぬの繰り返しでした。
私の人生で一番の耐える時だったのかもしれません。
今は夫の仕事も落ち着き、子供は保育園へ行き、普通の生活を送っています。
「家族で旅行がしたいね!とか、家を持ちたいね!」など、あの頃はこんな話ができるとは思ってもみませんでした。
「必ず幸せになれる」という先生の言葉だけが夫婦の救いでした。
そして、今は助けて下さった多くの人々に感謝する毎日です。
合掌
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